スタディツアー6日目@クロークリーク先住民居留区

おかげさまで2017年5月、17年前21歳当時からの念願の夢であったアメリカ・サウスダコタ州先住民ラコタ族の居留区へのスタディツアーをタウンスペースWAKWAK事業として実施することができました。

渡米中にスタディツアーの様子をフェイスブックなどであげていると「もっと詳しく知りたい」「発信してほしい」というお声をたくさんいただいたので、様子をUPしていきます~。 

 

スタディツアー6日目@クロークリーク先住民居留区
 アメリカ・サウスダコタ州先住民ラコタ族の居留区へのスタディツアー。
 

旅の6日目。ホワイトウルフ家から170キロ東にあるダコタ族の居留区へ。サウスダコタ州の州都であるピアで一泊したあと、こちらも16年来お世話になっているオデルさん宅へ。
 
 ラコタ族の多くは平原の文化。ダコタ族の多くは湖やミズーリ川とともに生活をしてきた人たち。また、オデルさんはラコタ族の工芸品のほぼ全てのものをつくることができるハンドソサイエティの家系。彼の作品は美術館に飾られるほどの作品でこれまでも様々な作品作りを教えていただいた。また、彼は伝統的な生き方を守っている人でもあり、ここでは、彼らの伝統的な儀式スウェットロッジセレモニー(子宮回帰、生まれ変わりを意味する儀式)を体験させてもらえた。

 

実は、今回の旅の参加者であり元学校の先生で今学習支援に携わってくださっているN先生から「どのようにして若者たちは自らのアイデンティティを築いているのか?」という質問があり、彼に質問。

その答えは、「若者たちがこういう伝統的な儀式や文化にふれる機会を創ることで自らの誇りを取り戻せるようにしている。」と。その姿は自分自身、彼らの伝統的儀式に16年間携わり体験する中で見てきたことでもある。様々な深刻な背景を持つ若者たちが儀式を通してエンパワメントされていく姿を見てきた。

 

今回、うれしかったのは、同世代の若者と話す機会があり、若者たちが徐々にそういう伝統的な生き方に帰ってきているのをみれたことだった。60,70代の人たちが丁寧に耕し伝えてきた生き方が次の世代へと引き継がれていた。

 旅も中盤を越え折り返し地点に。