5月17日(火)の18時半から富田ふれあい文化センターの地下小ホールにて一般社団法人タウンスペースWAKWAK主催 第3回「連続講座~富田ものがたり」を開催しました。
第3回(前期の最終回)は、「福祉領域―おまかせ おしきせからの卒業―」というテーマ。
まずは、社会福祉法人つながり サニースポットの施設長の今井さんから社会福祉法人つながりの事業や福祉の理念、福祉教育まで多岐にわたったお話しとそこに携わってこられた思いについて語っていただきました。続いて、タウンスペースWAKWAK代表理事の岡本茂さんより地域福祉のグランドデザインをテーマに前身の組織からタウンスペースWAKWAKの事業に至るまでの話から地域に長年携わってこられた話をしていただきました。
参加された方々からは
・前々回、前回の課題から展望へとつながる話だったので良かった。
・3回を通して、このまちにかかわる人のぬくさ、熱とにふれることができ、心があったかくなりました。このまちにかかわれることを心から喜びに感じています。
・今回、教育だけでなく‟福祉”に重点を置いてお話をしていただいたことがとてもよかったです。理念を教育現場にも生かしていきたいです。
・つながりの今井さんのお話し、そして、WAKWAKの岡本さんのお話が障がいや地域と真剣に向き合って、お話しされていて、そんなお話が聴けたことが本当にありがたく感じています。
・「知る」ことからすべては始まっていくと思います。今、目の前のことは見えるのでわかりやすいけど、そうなった歴史、受け継がれてきたこと、大事にされてきたことを知ってこそ、わかってこそ、行動できる人になれる、より有意義な活動・実践をつくり出せる人になれると思いました。
・このまちのぬくもり、歴史、原点にふれ、その深さや広がりに気づくことができました。今、まさに「この子を何とかしたい!」気持ちを強く持ってトランポリンの担い手として、このぬくもりをつなげていきたいと思っています。たくさんの学びをいただきました。ありがとうございました。
・人としてどうあるべきか、保育をする立場として、どう立っているべきなのかを考えさせられた。ひとりひとり大人も子どもも自分らしく生きていける場づくり(園づくり)をしたいと思った。
・困難なしんどい状況にある人ほど、情報が行き届きづらいし、主体的な参加がむずかしい。富田には現在も様々な課題が残ったり、新たに生じたりしている中ではあるが、こんなに地域のことを考えている。これからの富田を考えている人がいる、地域の連携体制が整っている。非常にあたたかい強みのある地域である。
・今ちょうどとても気になる子どものことが頭にあって、今日はお話を聞きながら「あの子にできることは何だろう?」と考えながら、思わず話とは関係のないような「自分メモ」を書いている自分がいました。その根本にあるのは講座を通してずっとこの場にあった「熱意」と「この子を何とかしたい」というみんなの思いに後押しされたところによるものが大きいと思います。自分にできることを持てる力で返していきたいというのが一番の思いです。まよいながら進んでいきたいと思います。
また、今回が前期最終回でもあるので、現場に戻って生かしていきたいこともまとめていただきましたが、
そこには、
・仕事を通じて負の連鎖を断ち切るよう努力していきたいし、願わくば親(昔、子ども会時代にかかわった子が今、親)・子ともども自尊感情を高めていくかかわりが持てたらと思います。
・子どもたちが尊重され、本当の意味でつながる居場所づくり。
・その人の強みを生かした支援がしたい。
・負の連鎖を正の連鎖に
・つながる つなげる NEXT STAGE!
・自尊感情を高め、自分のことを大好き!と思えるようなクラス作り
・社会参画のできる子どもの育成 そのための学校づくり
・まずは関わってみる。それから理解する。
・あなたは学習でも、生活でも一人じゃないよ メッセージを!あたたかく ニコニコ
などなどの目標を書いていただきました。
これにて、前期3回にわたる富田物語が終了。
次回は、後期。秋に「DEEP富田物語」と題して、長年この地域に携わってこられた先生からのお話をい
ただきます。みなさんお楽しみに!!
改めて、ご参加いただいた皆様、講師を務めてくださった方々はじめ関係者の皆様どうもありがとうござ
いました。
◆後期講座の予定 「Deep富田ものがたり」
①「ほーむ、異年齢保育はこうして生まれた!!」
9月6日(火)18時半~20時半 富田ふれあい文化センター(予定)
講師 元富田保育所 所長 甲斐田 美智子さん
②「子どもたちの生活背景に寄り添うってどういうこと?」
9月13日(火)18時半~20時半 富田ふれあい文化センター(予定)
講師:元第4中学校教員・川西中学校 校長 野田 忠司さん