コミュニティ再生(インクルーシブ コミュニテイ)プロジェクトが発足

 高槻市を震源とした大阪北部地震発災から間もなく2年。

 

大きな損傷を受けた市営富寿栄住宅の全面建替事業と並行して、WAKWAKでは長期的なコミュニティ再生事業を構想、多セクターとの協働により「未来にわたり住み続けたいまち」を創り始めています。

 

 今年度重点事業でもあるコミュニティ再生事業について、高槻市と連携、地域・家庭・学校・行政・大学・企業など多セクターとの協働をしながら、ハード・ソフト両面から「誰も取り残さないまち(包摂のまち)の仕組みづくり」を包括的に行うことを目的に「コミュニティ再生(インクルーシブコミュニティ)プロジェクト」を新たに6月12日(金)に発足させました。

 

 第1回目は、午後6時半からZOOMによるオンライン会議。

 地域団体関係者、校区学校関係者、大阪大学・関西大学・平安女学院大等の研究者・大学院生、NPO関係団体など約40名もの皆様にご参加いただきました。

 

 会議では、プロジェクトの座長に大阪大学大学院人間科学研究科教授の志水宏吉さんを選出してご挨拶を受け、参加者の顔合わせを兼ねた自己紹介が行われました。引き続き、岡本工介業務執行理事兼事務局長から「コミュニテイ再生事業」のこれまでの取り組み過と今後の展開・スケジュールについて提案。

 

 全体会終了後、「教育コミュニテイ」「コミュティスペース」の二つのワーキンググループ(WG)会議に別れ当面の進め方についての協議も行われました。全体会は年3回程度の開催を予定。

 

 ワーキンググループ(WG)については、「教育コミュニテイ」について高田一宏・大阪大学大学院人間科学研究科教授が、「コミュニティスペース」についてNPO法人子どもセンターぬっく理事長・森本志磨子弁護士さんがスーパーバイザーとして、学識者として、渥美公秀・大阪大学大学院人間科学研究科教授、若槻健・関西大学文学部教授、新谷龍太朗・平安女学院大学短期大学部准教授にもそれぞれご支援いただくことになりました。