全国初「公民連携によるまちづくり」大東市北条地区を視察しました

 12月4日(土)にコミュニテイ再生事業プロジェクトメンバーで大東市北条地区を視察しました。

 

 コミュニテイ再生PT座長の志水宏吉(阪大大学院教授)さん、同じくPTスーパーバイザーを務めていただいている内田龍史(関大教授)さんはじめ、地元の富田まち・くらしづくりネットワーク、老人会の各代表のみなさん含めPTメンバー11名が参加されました。

 

 北条地区では2008年のNPO法人ほうじょう発足を契機に2015年に第二次まちづくり委員会が再組織され、全国初となる公民連携による建替え事業を実現し、本年3月に第一期として「もりねきエリア」がオープンしたばかりです。 

 

 大東市北条人権文化センターを会場にNPO法人ほうじょう・中井和真事務局長から北条まちづくり委員会、もりねきプロジェクトのこれまでの取り組み等を詳しくお話しいただきました。

 

 その後、北条地区を歩いてフィールドワーク。

 何より斬新なのは、地元でまちづくり会社を立ち上げて特定目的会社として事業を実施し、大東市は市営住宅として借り上げる手法です。

 

  こうしたスキームを立ち上げるまでには地元まちづくり組織の並々ならぬ取り組みがあったことがNPOほうじょうの中井事務局長のお話しからもうかがえましたが、何よりNPO法人ほうじょうが地域まちづくりのエンジンとなっていること、そしてそれを支える熱い思いに感銘を受けました。

 

 眼前に広がる生駒山系飯森山の「もり」と河内弁で「ちかく」をあらわす「根木」から名付けられた「もりねき」エリは北条地区の玄関にあたり、老朽化した市営住宅を取り壊した跡地に、「住宅エリア(低層住宅74戸」「公園エリア」「民間事業エリア(レストラン・ベーカリー・アウトドアアパレルショップを運営するパートナー企業株・ノースプロジェクト店舗)」は整備され、おしゃれな空間に生まれ変わっています。