社会的養護にある子どもたちへのバックアップ事業
2010年度から①児童養護施設の子どもたちを対象にした自然体験活動、②ボランティア・スタッフ研修の二つの柱で事業を行っています。
「自然体験活動」では虐待やひとり親、障がい等の社会的、経済的事由により児童養護施設で暮らす子どもたちを対象に生きる力や自己肯定感を育むことを目的としています。
〇日時:主に秋から冬にかけて2回開催
〇場所:高槻市立摂津峡青少年キャンプ場
〇対象:児童養護施設に入所している子どもたち(就学前から小学生)
「ボランティア・スタッフ研修」では、将来、保育・教育・福祉現場などの対人援助職をめざす学生を対象に研修や実践を通じて子どもたちの背景にある虐待等課題の理解やエンパワメントを支援する実践力を育むことを目的としています。
〇日時:主に秋から冬にかけて4回開催
〇場所:高槻市立富田ふれあい文化センター他
〇対象:保育・教育・福祉現場などの対人援助職をめざす学生等
2020年
2月
10日
月
10年目となる社会的養護の子ども達の自然体験活動
社会的養護の子ども達のバックアップ事業10年目が無事終わりました。
2月8日(土)、9日(日)は、おかげさまで10年目を迎えた児童養護施設の子どもたち対象にした自然体験活動を開催しました。
この事業は、子どもたちにプログラムを届けることと、スタッフの研修(「子どもたちの行動の背景にあるものに寄り添うために」)の2本柱で行っている事業。10月から大学生をは
じめスタッフが研修を重ね本番に至りました。
この日は、高槻ではめずらしく当日朝、雪がつもった摂津峡青少年キャンプ場を会場に開催。
このプログラムでは、子ども達が自然の中で自らが選択してやりたいと思う事を思う存分やってみる経験をすること。その一人一人が選んだことをほぼマンツーマンでスタッフにとことん付き合ってもらうことで、人に甘えを受け止められる安心感を経験すること。このことを通して、人に対する信頼感を体で実感として学んでもらうことを目的に行っています。
このプログラムも10年目を迎える中で、スタッフ層も社会人メンバー、核スタッフ、大学4回生を迎えたベテランスタッフ、2回生、3回生、そして新規の学生さんなど20数名の大所帯となり実施しています。
ついてそうそう、挨拶とスタッフ紹介の後、まずは、名札書き、アイスブレーキング。これまで関わってきたスタッフの顔や名前を覚えてくれていたり、一年間で成長している姿を観ることができたりとすごくうれしい再会&新しく来た子ども達とは新たな出会いでした。
午後は、子ども達が自分がやりたいことを思う存分とことんやってみることがテーマ。
子ども達が出してくれた案に加え、選択肢を増やすということで各スタッフがそれぞれの持ち味を事前にプレゼンテーション。子ども達が選んだことにスタッフがとことん付き合って遊びました。
ここで大切にしていることの一つは「変わらずに場があり続けること。」そうして継続した場がある中で、毎年の子どもたちの成長を見られること、すっかりこのプログラムも定着したことで「今年はこんなことをしよう」とあらかじめテーマを持ってくる子どもたちも増えてきました。
そして同時に、学生さんの成長を見届けられることもうれしいことの一つ。そうして、この場が子どもたち、スタッフにとっても帰って来られる場であることは「居場所づくり」をするときに大切だと改めて感じました。
近年、児童養護施設に入所する理由の一つに虐待のケースがあり、それは6割を超えているとも言われています。そのような状況を支える考えとして「社会的養護」(社会全体で子どもたちを支えていくという考え)という考えもあります。「社会的包摂」を目指す法人として、施設の外の役割として子どもたちに微力ながらも様々な経験を提供するプログラムの一つとして大切にしていきたい事業です。
今年は、「公益財団法人楽天未来のつばさ」の助成事業として実施させていただきました。
施設の職員の皆さま、関係者の皆さま、スタッフとして関わってくれたみんな、どうもありがとうございました。
2018年
9月
21日
金
児童養護施設の子どもたち対象の自然体験活動に関わるスタッフを募集します。
今年で9年目となる児童養護施設の子どもたち対象の自然体験活動に関わるスタッフを募集します。
この研修は将来、学校や養護施設、福祉施設など教育や福祉関係などの対人援助職を目指す学生を対象に研修や児童養護施設の児童とのかかわりの実践を通して、虐待や発達障がいに対するより深い理解と課題をもつ子ども達のエンパワメントを支援する実践力を育むため研修です。
◆日時:
●スタッフ研修
①11月3日(土)10時 ~17時
②11月24日(土)10時 ~17時
③12月15日(土)10時~17時
④2月8日(金)18時半 ~20時半
●児童養護施設の子どもたち対象自然体験活動
・2月10日(日)11時 ~16時
・3月2日(土)11時~16時
◆場所:高槻市立富田ふれあい文化センター及び市立摂津峡青少年キャンプ場(予定)
◆対象:将来、保育士や学校教員や児童養護施設、福祉施設の職員など教育・対人援助職を目指す学生等
◆募集人数:10名程度 ※ただし、原則として上記の研修を全日程参加できる方。
◆参加費:無料
◆申込〆切:10月19日(金) メールもしくはTELにて
◆企画・運営・進行:大阪人間科学大学社会福祉学科 非常勤講師 岡本 工介
◆主催:一般社団法人タウンスペースWAKWAK
🔶協力:環境教育事務所NEW Beginning World
◆申込&問合:一般社団法人タウンスペースWAKWAK
TEL:072-693-9005 FAX:072-693-9005
E-mail:wakwakcamp@outlook.jp
※詳しくはちらしをご覧ください。
◆過去の活動の様子はこちらから
この事業は、平成30年度子どもゆめ基金助成金の助成事業です。
2017年
10月
07日
土
児童養護施設対象自然体験活動スタッフ養成研修
2017年
3月
08日
水
児童養護施設の子ども達対象 自然体験活動
2月26日(日)は、先日の2月11日(土)に引き続き児童養護施設の子どもたちを対象にした自然体験活動の第2回目でした。先日の11日は高槻ではめずらしい雪のつもった摂津峡でプログラムでしたが、今回は晴天。今回は高学年の子どもたちを中心にプログラムを行いました。ここには、小学校1年生から中学1年生まで毎年参加してくれている女の子や毎年楽しみにしてくれている子どもたちまで約10数名の子どもたちとのプログラムでした。今回のメンバーは何度も来てくれているメンバーが多かったため、それぞれに事前に「こんなことをしてみよう」というものをもってきてくれた子どもたちも多く、時間目いっぱい遊んでいました。 帰り際、うれしかったのは、看板に子どもたち二人が「一日お世話になりました。たくさんあそんでくれてありがとうございました。」というメッセージを書いてくれ、サプライズをしてくれました。 このプログラムでは、一過性のお客さんとしてのかかわりではなく、継続したかかわりを大切にしていますが、こうして、毎年関わっている子どもたちからこうしたメッセージをもらえるのは本当にうれしくやりがいを感じます。 また、今回ボランティアとして参加してくれた学生から「施設での放課後の学習支援に関わってみたい」という声や「施設のことをもっと知りたい」という声をもらいましたが、こうして、現場に出る前に現場経験を積んでもらえるのは願っていることの一つでもあるのでうれしい反応でした。 これで今年度のプログラムは終了。施設の職員の皆さま、関係者の皆さま、スタッフとして関わってくれたみんな、どうもありがとうございました。
2017年
2月
15日
水
児童養護施設の子どもたち対象のプログラム8年目がスタート
2月11日(土)、8年目となる児童養護施設の子どもたちを対象にしたプログラムを開催しました。
この事業は、子どもたちにプログラムを届けることと、スタッフの研修(「子どもたちの行動の背
景にあるものに寄り添うために」)の2本柱で行っている事業で、10月から大学生をはじめス
タッフが研修を重ね本番に至りました。
この日は、高槻ではめずらしい雪がつもった摂津峡青少年キャンプ場を会場に開催。
このプログラムでは、子ども達が自然というフィールドの中で自らが選択してやりたいと思う事を思う存分やってみる経験をすること。その一人一人が選んだことをほぼマンツーマンでスタッフにとことん付き合ってもらうことで、人に甘えを受け止められる安心感を経験すること。このことを通して、人に対する信頼感を体で実感として学んでもらうこと(自己肯定感を高めること)を目的に行いました。
また、今回も試みとして、初年度からかかわってくれているベテランスタッフに全体の進行役や事業の補佐として関わってもらい、新規スタッフには子ども達の前でプレゼンを行ってもらいました。
ついてそうそう、雪が積もっていた事もあり、雪合戦がスタート。その後、まずは、名札書き、アイスブレーキング。これまで関わってきたスタッフの顔や名前を覚えてくれていたり、一年間で成長している姿を観ることができたりとすごくうれしい再会&新しく来た子ども達とは新たな出会いでした。
午後は、子ども達が自分がやりたいことを思う存分とことんやってみることがテーマ。
子ども達が出してくれた案に加え、選択肢を増やすということで各スタッフがそれぞれの持ち味を事前にプレゼンテーション。子ども達が選んだことにスタッフがとことん付き合って遊びました。
プログラム後、施設職員さんからは、「施設に帰っても楽しかったと他の職員に言っている子がたくさんいました。」と言っていただきました。
近年、児童養護施設に入所する理由の一つに虐待のケースがあり、それは6割を超えているとも言われています。そのような状況を支える考えとして「社会的養護」(社会全体で子どもたちを支えていくという考え)という考えもあります。「社会的包摂」を目指す法人として、施設の外の役割として子どもたちに微力ながらも様々な経験を提供するプログラムの一つとして大切にしていきたい事業です。
次回は26日、今度は高学年から中学生を中心にした子どもたちが対象です。
施設の職員の皆さま、関係者の皆さま、スタッフとして関わってくれたみんな、どうもありがとうございました。
2017年
1月
16日
月
子どもたちの行動の背景にあるものに寄り添うために
昨年の10月からの研修に引き続き、年を明けて1月14日(土)の10時~16時は、児童養護施設スタッフ研修の第5回目でした。 「子どもたちの行動の背景に寄り添うために」をコンセプトに新年を迎え2名の大学生を追加し今年の研修はスタートしました。 午前は、チームビルディングをねらいに新しいメンバーともスタッフ同士がかかわりあうことをゲームを通して行いました。 そして、午後からは当日、子ども達に提案する遊びをグループごとに分かれて練った後、プレゼン発表。また、当日に向けて、①子どもたちと関わるうえで大切にしたいこと ②スタッフと関わるうえで大切にしたいことを一人一人がまとめ全体で分かち合いを行いこの日の研修を終えました。 次回は、初の泊まりプログラム、そして、次の日にはいよいよ子どもたちを迎えます。 今回は雨が降らずになんとか実施できるよう祈ります!!
2016年
11月
29日
火
児童養護施設プログラム スタッフ研修④
2016年
11月
26日
土
児童養護施設のプログラムのためのスタッフ研修3
2016年
11月
24日
木
児童養護施設プログラム ボランティアスタッフ研修②
先日の11月13日(日)に引き続き、23日(祝)の10時~16時は、児童養護施設スタッフ研修の第2回目でした。
「子どもたちの行動の背景に寄り添うために」をコンセプトに第2回目の午前は、チームビルディングをねらいに1回目の研修よりもさらにスタッフ同士がかかわりあうことをゲームを通して行いました。
そして、午後からは自然体験活動当日のねらいや流れ、それぞれのスタッフの役割の打ち合わせを行いました。また、当日、子ども達に提案する遊びをグループごとに分かれて練った後、プレゼン発表も行いました。
次回は、25日の夕方、児童養護施設の職員さんにお越しいただき、顔合わせと子どもたちの背景にあるものをオリエンテーションしていただきます。
当日はいよいよ週末、雨が心配ですがなんとか実施できるよう祈ります!!
2016年
11月
14日
月
児童養護施設の子ども達対象自然体験活動ボランティアスタッフ研修
11月13日(日)から8年目となる児童養護施設スタッフ研修がスタートしました。
今年度は、うれしいことにボランティアスタッフとして20人弱の大学生はじめ社会人のひとたちがスタッフとして集まってくれました。
メンバーは、社会福祉士、教員、養護教諭、保育志望の学生からすでに福祉施設で働く人、インドへの留学経験者、フィリピンの孤児院で働いてきた経歴のある人までさまざま。
13日はその第一回目、「子どもたちの行動の背景に寄り添うために」をコンセプトに初めて出会ったメンバー同士のチームビルディングと子どもたちの背景にあるものの講義を行いました。
そして、日の午前中は今施設の職員さんと当日に向けた打ち合わせ。
今年度のライフワークとしての施設のプログラムがスタートしました!!次回は23日、3回に及ぶスタッフ研修ののちに本番を迎えます。
2016年
9月
24日
土
児童養護施設の子どもたち対象の自然体験活動に関わるスタッフを募集します。
今年で8年目となる児童養護施設の子どもたち対象の自然体験活動に関わるスタッフを募集します。
この研修は将来、学校や養護施設、福祉施設など教育や福祉関係などの対人援助職を目指す学生を対象に研修や児童養護施設の児童とのかかわりの実践を通して、虐待や発達障がいに対するより深い理解と課題をもつ子ども達のエンパワメントを支援する実践力を育むため研修です。
◆日時:●児童養護施設の子どもたち対象自然体験活動(秋)
・11月27日(日)11時 ~17時
●スタッフ研修
①11月13日(日)10時 ~16時
②11月23日(祝)10時 ~16時
③11月25日(金)18時半 ~20時半
●児童養護施設の子どもたち対象自然体験活動(冬)
・2月26日(日)11時 ~17時
●スタッフ研修
①2月12日(日)10時 ~16時
◆場所:高槻市立富田青少年交流センター及び市立摂津峡青少年キャンプ場(予定)
◆対象:将来、保育士や学校教員や児童養護施設、福祉施設の職員など教育・対人援助職を目指す学生等
◆募集人数:10名程度 ※ただし、原則として上記の研修を全日程参加できる方。
◆参加費:無料
◆募集期間:10月3日(月)~10月31日(月)メールもしくはTELにて
◆企画・運営・進行:大阪人間科学大学社会福祉学科 非常勤講師 岡本 工介
◆主催:一般社団法人タウンスペースWAKWAK
◆申込&問合:一般社団法人タウンスペースWAKWAK
TEL:072-693-9005 FAX:072-693-9005
E-mail:jinken@ba.wakwak.com
※詳しくはちらしをご覧ください。
◆過去の活動の様子はこちらから
この事業は、平成28年度子どもゆめ基金助成金の助成事業です。