「地域から広がる第三の居場所-新型コロナ禍の子どもたち」講演会・シンポジウムを高槻現代劇場で開催しました。
講演会は社会活動家の湯浅誠(NPO法人全国子ども食堂支援センターむすびえ理事長)さんをお迎えしてタウンスペースWAKWAKと高槻市民公益活動サポートセンター共催で開催しました。
感染拡大防止のため、会場入場者は100名事前予約としオンライン(YouTube同時配信)併用での開催としましたが、会場出席者は約122名、オンライン参加は30名を超えるたくさんの方にご参加いただきました。
講演会に先立ち、市民公益活動サポートセンター杉本真一管理運営委員会委員長および来賓として濱田剛史市長、吉田忠則市議会議長からもごあいさつ。
当初は、国会・府会・市会各級議員も出席予定をいただいていたのですが、まさかの衆議院選最終日と重なって各議員のみなさんは選挙戦最終日の行動に集中となりました。
第一部講演会は「子ども食堂と私たちの地域・社会」をテーマに湯浅誠さんが講演。
地域から子どもの居場所が少なくなってきた社会の課題がコロナ禍でより顕在化してきたこと、子ども食堂が多世代交流の地域づくりの核となっている事例の紹介等を踏まえ、子ども食堂が特別なことではなくごく普通にある地域社会、人と人がつながりあえる社会を目指そうと訴えられました。
第二部は湯浅誠さんに加え、国立成育医療研究センターの原純子さんにコーディネーターを務めていただいて活動団体によるトークセッション。
パネラーとして高槻市内で「子どもの第三の居場所」を運営している川添子ども食堂・海老ケ瀬正三さん、ひなたぼっこ子ども食堂・中村亜希子さん、ナルク高槻島本・田中千鶴子さん、高槻つばめ学習会・茶山敬子さん、そしてタウンスペースWAKWAK・岡本工介から活動立ち上げの動機と課題、これからの展望等について紹介がありました。
一部・二部終了後、「第三の居場所連絡会」の立ち上げに向けた連絡会準備会を開催。
連絡会準備会に残っていただいたのは団体・個人の57名。参加団体の顔合わせと自己紹介の後、正式連絡会の発足を11月20日(土)午後1時半から現代劇場で開催することも決定されました。
連絡会は高槻市内において子ども分野を始め多様な活動を行う団体、企業、大学、学校、行政等が一堂に会し、市内において協働しながら「子どもたちの第三の居場所づくり」を支援・行動していくためのプラットフォームをめざします。
ご講演いただき連絡会準備会立ち上げまで残っていただいた湯浅誠さんはじめ全国子ども食堂支援センターむすびえスタッフのみなさん、共催いただいた高槻市市民公益活動サポートセンターのみなさん、パネルディスカッションにご登壇いただいたパネラーの皆さん、そして講演会・シンポジウムにご参加いただいたみなさん本当にありがとうございました。
なお、講演会の様子はJCOMで11月3日(水・祭)17時、21時、23時から放映されます。
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